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ホームページ制作のライティングは誰がやる?原稿の準備と外注費用をプロが解説

デザインを頼んだつもりだったのに、打ち合わせの最後に「では原稿をお願いします」と言われて固まった。
見積書をよく見たら、隅のほうに「原稿作成:別途」と書いてあった。
ホームページ制作のライティングでつまずく方は、だいたいこのどちらかです。

ホームページに載せる文章は、誰がどこまで用意するのか。何をどれくらい書けばいいのか。外注したらいくらかかるのか。

本記事では、Web制作歴10年以上、5万件以上のホームページを取り扱ってきた筆者が、ホームページ制作のライティングについて、この3つを順番に整理しました。

原稿を書く時間がどうしても取れないという方は、サブスク型の格安 Web制作サービスのホームページできるくんもご検討ください。文章の作成から画像素材の用意まで、まとめてお任せいただけます。

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ホームページ制作のライティング(原稿)は誰がやるのか

ホームページの原稿を用意する4つのパターンを並べた比較図

ホームページの原稿は、発注金額によって誰が用意するか変わってきます。
低価格のホームページでは、ゼロから原稿を用意する工数を割けないため、発注側が用意することもあります。逆に高価格帯だと専任のコピーライターをつけることも。
プロジェクトの座組によって誰が原稿を書くかは変わってくるのです。

ホームページのライティングとは何を指すのか

ひとくちにホームページのライティングと言っても、中身は3つに分かれます。ここを混ぜたまま話すと、誰が書くのかという議論もかみ合いません。

種類中身主に誰が書くか
キャッチコピートップの一言、印象に残る短い言葉コピーライター
本文(固定ページの原稿)会社概要、事業内容、サービスの説明など発注する側
ブログ・コラム記事公開後に増やしていく記事ライターまたは社内担当

この記事で扱うのは、真ん中の本文です。ホームページを作るときに「原稿をください」と言われるのは、ほぼこれを指しています。キャッチコピーは制作会社側で考えてくれることが多く、ブログ記事は公開後の話なので、制作の段階では出てきません。

「書いてくれると思っていた」がいちばん多いすれ違いなので注意

原稿まわりのトラブルは、たいてい認識のズレから起きます。
発注する側は「デザインごと全部お願いした」と思っている。制作会社は「原稿は支給していただく前提」で見積もっている。どちらにも悪気はなく、ただ確認していないだけです。

厄介なのは、このズレが発覚するタイミングです。契約が済んで、デザインの方向性も決まって、いよいよ中身を入れる段階になってから「原稿はいつごろいただけますか」と聞かれる。そこで初めて、自分が書くのだと気づきます。

ホームページの原稿を用意する4つのパターン

原稿の準備の仕方は、大きく4つに分かれます。

パターン中身追加費用
① 自社で書く発注する側がすべて用意するなし
② 制作会社が書くディレクターが話を聞いて書く価格帯に含まれるか、別途
③ ライターに頼む専門のライターへ外注する別途
④ たたき台を出して仕上げてもらう発注側が箇条書き、プロが文章にする中間

このうち、現実的にいちばん多いのは④です。全部を自分で書ききるのも大変ですが、まったく材料を出さずに任せると、自社のことがどこにも書かれていないホームページができあがります。要点だけ出して、あとは形にしてもらう。この分担が、手間と仕上がりのバランスが取れます。

原稿を誰が書くかは、ホームページ制作の価格帯で決まる

ホームページ制作の価格帯別に、原稿を書くのが誰かを示した図

原稿を誰が書くかは、制作会社の親切さではなく、支払う金額で決まっています。
ここを知っておくと、見積もりを見た瞬間に「これは自分が書くやつだ」と判断できるようになります。

ホームページ制作の価格帯別に見る、原稿の分担

コーポレートサイトを例に整理すると、次のように分かれます。金額はあくまで目安で、実際にはページ数や作り込みの度合いによって前後します。

制作費原稿を書くのは中身
10万円以下発注する側用意されたテンプレートに文章を流し込む。素材が揃っていれば早い
10万〜50万円発注する側デザインの自由度は上がるが、原稿と画像は自社で準備する
50万〜150万円制作会社(金額による)取材やインタビューを含む。ここから原稿が見積もりに入ってくる
150万円以上制作会社戦略の設計から一緒に作る

採用サイトやランディングページでも、この構造はほぼ同じです。金額が上がるほど、制作会社が引き受ける範囲が広がっていきます。

50万円が分かれ目になる理由

原稿を書くという作業を分解すると、こうなります。

  • 話を聞く(取材)
  • 何を載せるか決める(構成)
  • 文章にする(執筆)
  • 読み返して直す(編集)

これは全部、人が動いている時間です。
記事1本を外部に発注した場合の内訳を見ると、構成に5,000円〜1万円、執筆に5,000円〜、編集に5,000円〜1万円、原稿を入れる作業に1,500円〜3,000円といった具合に積み上がっていきます。取材や撮影が入れば、そこにさらに3万円〜5万円が乗ります。

AIが使えるようになったとはいえ、しっかりした原稿を作るのは骨が折れる作業です。制作費が上がらないと見積もりに入ってこないのは、単純に人件費の問題だということです。

見積書のどこを見れば原稿費が入っているか分かる

自分の案件がどちらなのかは、見積書を見れば判断できます。

見積書の項目意味
原稿作成費/ライティング費/コンテンツ制作費制作会社が書いてくれる
テキスト支給/原稿:別途/素材はお客様支給発注する側が書く
記載なしどちらとも読める。確認が必要

やっかいなのは3つ目です。項目そのものがない場合、含まれているのか、そもそも想定されていないのかが分かりません。ディレクション費のなかに含めている会社もあるので、金額の大きさだけでは判断できません。

見積もりを受け取った段階で、「この金額に原稿の作成は入っていますか」と一言確認しておくのが確実です。
ここが曖昧なまま進むと、制作会社側も最悪のケースを想定して見積もりを組むことになり、結果として金額が高くなることもあります。

価格帯ごとに何がどこまで含まれるのかは、ホームページ制作は5万円・10万円でどこまでできる?でも整理しています。

格安の価格帯でも原稿を任せられるサービスはある

ここまで読んで、50万円以上出さないと書いてもらえないのか、と思われたかもしれません。ただ、月額制のサービスのなかには、この価格帯でも文章の作成まで含んでいるものがあります。

ホームページできるくんもそのひとつで、AIを活用して文章の作成と画像素材の用意をこちらで引き受けています。原稿を書く時間が取れないという方に向いた形です。

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ホームページの原稿は、どこまで自分で用意すればいいのか

自分で書くと決めたとして、次に出てくるのが「どれくらい書けばいいのか」という問いです。ここは正直にお伝えします。

ホームページの原稿の文字数は、目安を決められない

よく「1ページ何文字くらい書けばいいですか」と聞かれるのですが、これはサイトによって変わるので、一概には言えません。会社概要のように書くことが最初から決まっているページと、サービスの説明のように語ることが多いページでは、必要な量がまったく違います。

文字数から考えると、手が止まります。私自身、ここから入って詰まってしまう方をよく見てきました。
先に決めるのは、ページ数と、そのページに載せる項目です。
項目が決まれば、必要な量は自然と決まります。

ホームページの原稿として用意するページ数の目安

ページ数のほうは、ある程度の目安があります。

  • 最小構成なら1〜5ページ

トップ、事業内容、会社概要、お問い合わせ

  • 標準的な構成なら8〜12ページ

上記にサービス詳細、実績、よくある質問、採用が加わる

信用してもらうことが目的なら、最小構成でも成立します。何をしている会社なのか、どこにあるのか、どう連絡すればいいのかが分かれば足ります。

ホームページのページ別に、原稿として何を書けばいいのか

ホームページの原稿は社内資料から集めることを示した図

ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。ホームページの原稿でつまずく最大の理由は、書き方が分からないことではなく、何を書けばいいのかが決まっていないことにあります。

ホームページの原稿はゼロから書かない

まず、大前提をひっくり返しておきます。
原稿は、ゼロから書くものではありません。
白紙のWordを開いて、そこから会社の魅力を絞り出そうとするから手が止まります。実際には、書く材料はもう社内にあります。

  • 会社案内やパンフレット
  • 営業で使っている提案資料
  • 過去の見積書や料金表
  • お客様からよく受ける質問
  • 名刺や登記事項証明書(正式名称・設立年・所在地)

これらを机の上に並べるところから始めると、ずいぶん楽になります。制作会社に依頼する場合も同じで、こうした社内資料は渡せば渡すほど提案の精度が上がります。調べる手間が減るぶん、見積もりが下がることもあります。渡すだけならコストはかかりません。

ホームページのページ別「書くことリスト」

ページごとに、用意する項目を整理しました。これに沿って埋めていけば、原稿の骨格はできあがります。

ページ必ず書くことあるとよいこと
トップ何をしている会社か(1行)/誰向けか/主なサービス/問い合わせ先への導線創業年や実績数などの数字
会社概要正式名称/所在地/設立年/代表者名/事業内容/連絡先沿革/企業理念/アクセス
事業内容・サービス何を提供するか/誰のどんな困りごとを解決するか/依頼から納品までの流れ/対応エリア他社との違い
料金金額または価格帯/その金額に何が含まれるか追加費用が出る条件/支払い方法
実績・お客様の声業種/依頼された内容/どうなったか課題から結果までの流れ
よくある質問実際に聞かれることの多い質問と回答を5〜10個
お問い合わせ連絡先/営業時間/返信までの目安相談から契約までの流れ
採用募集職種/仕事の内容/条件/応募方法働いている人の紹介/選考の流れ

このなかで抜けやすいのが、料金ページの「その金額に何が含まれるか」と、お問い合わせページの「返信までの目安」です。どちらも、あるかないかで問い合わせのしやすさがかなり変わります。

いちばん書けないのは「自社の強み」

このリストのなかで、多くの方が手を止めるのが強みの部分です。事実は書けても、「うちの良いところ」を自分の言葉にするのは難しい。
そういうときは、自分で考えないほうが早いです。

  • お客様に「なぜうちを選んだのですか」と聞いたときの答えを思い出す
  • 断られたときの理由をひっくり返す
  • 同業のサイトを3つ見て、自社にあって向こうにないものを探す

強みは、自分で考えるより、周りに聞いたほうが早く出てきます。
自分では当たり前だと思っていることが、お客様から見た選ぶ理由になっていることは珍しくありません。

ホームページの文章が素人っぽくならないためのライティングのコツ

項目が決まったら、あとは書くだけです。ここは凝る必要はありません。押さえるところを押さえれば、それらしくなります。

  • 結論から書く

読まれるのは最初の1〜2行です。前置きから入ると、そこで離脱されます。

  • 1文を短くする

1つの文には1つの意味だけを入れます。読点でつなぎすぎないことです。

  • 自社目線を外す

「弊社は〜を提供しております」より「〜でお困りの方に、〜をご用意しています」のほうが伝わります。

  • 専門用語を減らす

社内で通じる言葉は、お客様には通じません。業界の略語は特に注意が必要です。

  • 見出しをつける

見出しだけを追って内容がつかめるかを確認します。

  • 他社のサイトから文章をコピーしない

著作権の問題があります。構成の参考にとどめてください。

ここでひとつだけ、身も蓋もないことをお伝えしておきます。文章のうまさで問い合わせが増えることは、ほとんどありません。
それよりも、書いてあるかどうかのほうがずっと効きます。料金が書いていない、対応エリアが分からない、問い合わせ先が探しにくい。実際に問い合わせを取りこぼしているのは、たいていこちらです。

ホームページのライティングを外注する場合の費用相場

自分で書かずに任せる場合、いくらかかるのか。ここは相場の幅が広いので、分けて整理します。

ホームページのライティング費用は1ページ5,000円〜3万円が目安

制作会社に原稿の作成をお願いした場合、1ページあたりの目安は次のとおりです。

内容1ページあたりの目安
会社概要や事業内容など、事実を整理するページ5,000円〜3万円
取材やインタビューを含むページ3万円〜10万円

下の段が高いのは、ライターだけでなく編集者やカメラマンが動くためです。社員のインタビュー記事や導入事例のページは、この価格帯になります。
逆に言えば、この金額が「自分で書いた場合に浮くお金」でもあります。10ページのサイトなら、事実の整理だけでも5万円〜30万円の差になります。

なぜホームページのライティング費用はここまで幅があるのか

同じ1ページでも、数千円のこともあれば10万円を超えることもあります。分かれ目は、事実を整理するだけか、取材して掘り出すかです。

  • 答えが決まっているもの

会社概要のように、すでにある情報を整えるだけなので安く済みます。

  • 取材して引き出すもの

強みや選ばれる理由のように、話を聞いて要点を見つける工程が乗るので高くなります。

見積もりを比べるときは、この2つを分けて考えてください。「1ページ3万円」と言われたときに、それが事実の整理なのか取材込みなのかで、高いか安いかの判断は正反対になります。

原稿が遅れると、ホームページ制作は止まる

費用の話をしてきましたが、原稿にはもうひとつ、お金より厄介な側面があります。スケジュールです。

ホームページ制作が遅れる原因の大半は、原稿と写真の準備

私の経験上、制作が遅れる原因の大半は、制作会社側ではなく発注する側の対応の遅れです。
なかでも多いのが、原稿と写真素材の準備です。デザインが固まってから素材を作り始めると、そこで完全に手が止まります。

原稿が2週間遅れれば、公開日も2週間ずれると考えておいたほうがいいです。だからこそ、企画の段階で「この写真は誰が撮るのか」「この文章は誰が書くのか」の目星をつけておくことが効いてきます。

制作全体の流れと、どの工程で何を求められるのかは【図解】ホームページ制作の流れにまとめています。

原稿が間に合わないときにできること

とはいえ、本業が忙しければ間に合わないこともあります。そのときの現実的な着地はこうです。

追加費用を払って、制作会社にも協力してもらうのがいちばん現実的です。
全部ではなく、書けないページだけ手伝ってもらう。この頼み方であれば、費用も限定的に済みます。

いちばん損をするのは、黙って遅らせることです。制作会社は他の案件とスケジュールを組んでいるので、いったん止まると、再開できるのは次に手が空いたときになります。1週間の遅れが1ヶ月の遅れになることもあります。間に合わないと分かった時点で早めに伝えたほうが、結果的に早く公開できます。

原稿の遅れがどう積み重なって失敗につながるかは、ホームページ制作の失敗はどこで決まる?でも触れています。

原稿を早く出せる発注者は、安くなって早くなる

ここまで遅れる話をしてきましたが、裏返すとこうなります。

準備が揃っている発注者は、制作会社から見るとありがたい存在です。参考にしたいサイトが決まっていて、確認依頼にすぐ返事が返ってくる。それだけで納期は3割ほど短縮できる感覚があります。デザインのこだわりを抑えてスピードを優先した案件では、数ページのサイトを1週間で公開できたこともあります。

費用にも効きます。進行管理にかかる人件費は、発注する側の協力度でそのまま変わります。「このお客様は話が早い」と思ってもらえると、見積もりの段階から余計な予備費が乗らなくなります。

AIでホームページの原稿を作るのはありか

結論から言うと、ありです。むしろ有効な使い方があります。

会社案内やパンフレット、営業で使っている資料をAIに読み込ませて、「これをもとにサービスページの文言を考えて」と頼む。
ゼロから文章を考えさせると、どこかで見たような当たり障りのない文章が出てきますが、自社の資料を材料として渡せば、自社のことが書かれた文章が出てきます。

先ほど「原稿はゼロから書かない。社内にある資料から集める」とお伝えしましたが、集めた資料はそのままAIへの材料になります。手元の資料を読ませて、たたき台を出させて、おかしいところを直す。白紙から書き始めるより、はるかに早く終わります。

もちろん、出てきたものをそのまま載せるのはおすすめしません。金額や実績、社名の正式表記といった事実の部分は、自分たちで確認してください。事実を入れるのは人の仕事、と割り切ると進めやすくなります。

手を動かす時間そのものが取れないという方には、④の原稿の作成まで含むサービスが向いています。ホームページできるくんでは、文章も画像素材もこちらで用意します。

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打ち合わせで何を聞かれるのかを先に知っておきたい方は、ホームページ制作の打ち合わせで聞くべきこともあわせてご覧ください。

まとめ

ホームページ制作のライティングについて、原稿の分担から費用相場まで整理してきました。ポイントを振り返ります。

  • 原稿は金額によって制作会社が用意してくれるかどうかが変わる
  • 分かれ目は50万円前後。それ以下の価格帯なら、原稿は自社で準備すると考えておく
  • 文字数から考えると手が止まる。先に決めるのはページ数と、そのページに載せる項目
  • 外注する場合の目安は1ページ5,000円〜3万円。取材が入ると3万円〜10万円
  • 間に合わないときは、追加費用を払って書けないページだけ手伝ってもらう

原稿は、ホームページ制作のなかで唯一、発注する側にしか用意できないものです。会社のことを知っているのは自分たちだけなので、ここだけは代わりがききません。ただ、だからといって全部を自分で書ききる必要はありません。材料を出すところまでを自分たちで担って、形にするのはプロに任せる。この分担がいちばん無理がないと考えています。

原稿を用意する時間がどうしても取れないという方には、専任担当がまるっと対応するホームページできるくんが向いています。文章の作成から公開後の更新まで、まとめてお任せいただけます。

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岩田 真
株式会社できるくん代表取締役2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。2018年よりWeb制作会社をマッチングするプラットフォーム「Web幹事」を設立、2025年に老舗PEファンドに事業売却。現在はAIを活用した中小企業支援を行っています。

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