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ホームページ制作は5万円・10万円でどこまでできる?中身の違いをプロが解説

「予算は10万円。というより、それ以上は出せない」

そういう状況でこの記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。相場を調べる記事を先に読んで、40万円〜70万円といった数字を見てしまった。自分の予算とは桁がひとつ違う。この金額で相談したら相手にされないのではないか、と感じている方もいるはずです。

先に結論をお伝えします。5万円でも10万円でも、ホームページは作れます。ただ、同じ5万円・10万円でも中身はまったく違います。

本記事では、Web制作歴10年以上の筆者が、5万円・10万円のホームページ制作について解説します。金額別にできること、同じ金額なのに中身が変わる理由、1年後に払っている額、そして予算を増やさずに質を上げる方法まで順番に見ていきましょう。

なお、「この予算で相談できるところを探している」という方は、サブスク型の格安 Web制作サービスのホームページできるくん(月額数千円〜)もあわせてご検討ください!

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ホームページ制作は5万円・10万円でも作れる

まず結論から。この価格帯を専門にした制作会社は実際にいくつもあり、5万円で作る会社も10万円で作る会社も、探せばすぐ見つかります。 ただ、先にひとつだけお伝えしておきたいことがあります。

金額を見ても、何が手に入るかは分かりません。 同じ5万円で6ページ作る会社と、10万円で1ページの会社が、同じ検索結果に並んでいます。金額とページ数は、思っているほど連動していないんです。

参考までに、価格帯ごとの目安をまとめておきます。

予算現実的な内容
〜3万円1ページ。テンプレートを使用。写真も文章も自分で用意
5万円前後1〜6ページ。テンプレート中心。修正回数に制限があることが多い
10万円前後1〜7ページ。会社によって内容の幅が大きい
30〜50万円必要なページが一通り揃う。デザインの自由度が上がる
100万円以上集客やブランディングの設計から一緒に考える

こうして並べると、5万円と10万円の帯は「幅が大きい」のが特徴だと分かります。だからこそ、金額ではなく中身を見る必要があります。

なお、価格帯ごとの詳しい相場についてはホームページ制作の相場で解説しているので、あわせてご覧ください。

同じ5万円・10万円のホームページ制作でも中身が違うのはなぜか

ここが本記事でいちばんお伝えしたいところです。同じ「5万円」と表示されていても、料金の組み方には3つの型があります。どの型かによって、1年後に払っている額が変わります。

同じ金額でも3つの型がある。買い切り型(最初に1回だけ払う)、初期+月額型(初期を抑えて毎月払う)、完全月額型(初期費用は0円)

買い切り型:払うのは最初の1回だけ

制作費を1回払って終わりで、月額はかかりません。 そのぶん修正できる回数に上限があり、写真や文章は自分で用意するのが前提になります。公開したら、そこで手が離れる形です。あとから直したくなったら、都度費用がかかります。

初期+月額型:安く始めて、毎月払い続ける

初期費用を抑えるかわりに、毎月一定額を払っていく型です。サーバーの管理や保守が含まれていることが多くなります。 見るべきは、月額に何が含まれているかです。サーバーを維持するだけなのか、更新まで頼めるのか。同じ月5,000円でも価値がまったく違います。

完全月額型:初期費用は0円

初期費用は完全無料で、毎月の月額を支払っていくパターンです。 初期費用のコストを月額に按分しているイメージです。

では実際にどのくらい変わるのか。この価格帯で上位に出てくるサービスの公開料金を、1年後の支払額に直して並べてみます。

表示されている金額ページ数月額1年後に払っている額
5.5万円6ページなし5.5万円
5万円5ページ5,000円11万円
5.5万円5ページ相当2.2万円(1年は解約不可)31.9万円
10万円1ページなし10万円
11万円7ページ5,500円17.6万円

同じ「5万円」と表示されていても、1年後に払っている額は5.5万円と31.9万円。6倍近い差があります。

ここから先が本題です。安いのが悪いわけではありません。ただ、安いということは、どこかの工数が削られているか、圧縮されているかのどちらかです。

削られている場合、その分は発注者の負担になります。 テンプレートに流し込む、写真と文章は自分で用意する、修正は2回まで、公開後は自力で更新する。安さの理由がここにあるなら、削られた作業は消えたのではなく、こちらに移っているだけです。

圧縮されている場合は、負担が増えません。 手を動かす部分を自動化して、人が判断する部分は残す。この作り方なら、安くても発注者のやることは増えません。 つまり見るべきは「安いかどうか」ではなく、何を削って安くしているかです。

当社のホームページできるくんは月額数千円〜のサブスク型で、制作の一部を自動化して工数を圧縮しているため、この価格帯でもテンプレートではなくオリジナルのデザインで制作できます!

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5万円・10万円のホームページでできること・できないこと

では具体的に、この価格帯で何が手に入るのか。おおまかな目安を表にまとめます。

項目できる条件付き・できない
ページ数1〜7ページ10ページ以上は基本的に別料金
スマホ表示ほぼ標準で対応
問い合わせフォームほぼ標準で対応
デザイン用意されたテンプレートから選ぶゼロから作るオリジナルは会社による
写真・文章自分で用意するのが基本
写真撮影ほぼ別料金
予約・ネット販売の機能別料金
検索対策最低限の設定まで戦略から考えるのは含まれない
公開後の更新会社による都度費用がかかることが多い

いちばん大きいのは、写真と文章です。 制作が止まる原因として、原稿と写真素材の準備はいつも上位に来ます。この価格帯では、ここが丸ごと発注者側に移ります。書く時間と撮る時間を、あらかじめ見込んでおきましょう。

削ってはいけないものもあります。 安くしたい気持ちは分かるのですが、目的に直結する部分は削らないほうがいいです。問い合わせが欲しいならフォームとそこまでの導線、採用が目的なら仕事の中身。ここを削ると、安く作れても目的は達成できません。本末転倒です。

納期は会社によって開きがあります。数日で公開できるところもあれば、2ヶ月ほどかかるところもある。ただ、短ければいいというものでもありません。時間を削れば、どこかが犠牲になります。何が犠牲になるのかを聞いたうえで選ぶのが安心です。

私自身、この価格帯の見積もりを見るときは、金額よりも先に「何が含まれていないか」を見ます。含まれているものは書いてありますが、含まれていないものは書かれていないことが多いからです。

ホームページ制作は1年・3年で見るといくらかかるのか

判断は初期費用ではなく、3年でいくらかかるかでするのがおすすめです。ホームページは、作っている期間より公開してからのほうがずっと長いためです。

3年で見るとどうなるか。買い切り型は総額が増えないが直すたびに費用がかかり、月額型は総額が増えるが直し続けられる

先ほどの表を3年に伸ばすと、差はさらに開きます。買い切り型は3年後も5.5万円のまま。月額型は積み上がっていきます。

ただ、買い切りが得とは限りません。 3年のあいだ一度も直せなかったサイトと、直し続けられたサイトでは、手に入るものが違います。総額だけを比べても答えは出ません。 とはいえ、初期費用が安くても月額が高ければ総額は膨らみます。制作前に、公開後の運用プランと月額までセットで確認しておきましょう。

あわせて、ドメインとサーバーの費用も別途かかります。年間で数千円から2万円程度が目安です。見積もりに含まれているかどうかを確認しておくと安心です。

総額で見ると、選択肢は変わってきます。ホームページできるくんは初期費用0円から始められて、公開後のテキストや写真の差し替えは無制限です。長く使うほど差が出る作りになっているので、一度ご相談ください!

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予算を増やさずにホームページの質を上げる方法

ここまで読んで、「結局もっと出せということか」と感じた方もいるかもしれません。そうではありません。 予算が動かせなくても、質は上げられます。制作会社の手間が減れば、そのぶんを別のところに使ってもらえるからです。

写真と文章を早めに用意する

写真を自分たちで用意すると数万円から20万円、原稿を自分で書くとページあたり5千円から3万円ほど変わると言われます。 この価格帯ではもともと自分で用意する前提なので、効いてくるのは「用意する」ことより「早く用意する」ことです。デザインが決まってから素材を作り始めると、そこで制作が止まってしまいます。

手元の資料は迷わず全部渡す

「これは関係ないかな」と思う資料ほど、制作側にとっては手がかりになります。営業資料、過去のチラシ、お客様の声。渡すだけならコストはゼロです。 見積もりが高くなる原因のひとつは、要件がはっきりしないときに積まれる予備費です。伝える情報が多いほど、この予備費は薄くなります。

最小構成で公開して、あとから足す

トップ、会社案内、事業内容、問い合わせ。まずはこの4つで公開して、運用しながら足していく方法もあります。 一度に作り込むほど、設計と確認の手間が増えます。小さく出して育てるほうが、この予算では現実的です。

補助金は、この金額帯では現実的ではない

補助金を勧める記事もありますが、5万円から10万円の制作では、正直あまり噛み合いません。理由は4つあります。

  • 補助される額が小さい。補助率が3分の2なら、5万円の制作で戻るのは3万円ほど
  • 後払いなので、結局いったん全額を用意する必要がある
  • 交付が決まる前に発注すると対象外になる。審査を待つ数ヶ月、サイトは作れない
  • そもそも申請の手間が、補助される金額の割に大きい

この金額帯なら、補助金を待つより先に始めてしまったほうが早いと考えています。なお制度の内容は年度によって変わるため、利用を検討する場合は最新の公募要領をご確認ください。

ホームページ制作を依頼する前に確認しておきたいこと

最後に、契約する前に聞いておきたいことをまとめます。金額を比べるより、この6つを聞くほうが確実です。

確認することなぜ聞くのか
表示金額に含まれていないものは何か追加費用が出やすい箇所が分かる
修正は何回までか。公開後の修正はどうなるかこの価格帯で最も差が出る項目
写真と文章はどちらが用意するか自分側の作業量を先に把握できる
ページや機能を追加するといくらか後から必ず出てくる話
公開後の更新は誰がやるか作って終わりの会社かどうかが分かる
契約期間はいつまでで、終わったあとサイトはどうなるか引き継げるかどうかを先に確認できる

いちばん差が出るのは修正です。 修正2回までという会社もあれば、公開後も何度でも直せる会社もあります。同じ金額でも、ここで満足度がまったく変わります。

契約期間については、長さそのものより「終わったあとどうなるか」を見てください。期間が終わったときにサイトを引き継げるのか、それとも使えなくなるのか。ここをセットで確認しておくと、あとで困りません。

そしてもうひとつはWeb制作会社の質。私自身の経験から言えるのは、「それはおすすめしません」と厳しいことも率直に伝えてくれる会社は信頼できるということです。要望を全部「できます」と受ける会社より、できない理由や別の案を出してくれる相手のほうが、結果的にいいものになります。

まとめ

5万円・10万円のホームページ制作について解説しました。ポイントを振り返ります。

  • 5万円でも10万円でも、ホームページは作れる
  • ただし同じ金額でも中身は3種類あり、1年後に払う額は大きく変わる
  • 安いのが悪いのではなく、何を削って安くしているかを見る
  • 判断は初期費用ではなく3年の総額でする
  • 予算を増やさなくても、渡すものを早く出せば質は上がる
  • 補助金は、この金額帯では待つより先に始めたほうが早い

この予算のまま進めるか、もう少し積むか、作り方そのものを変えるか。選択肢は3つあります。どれが正解かは、そのホームページで何を実現したいかによって変わります。

なお、発注してからの進み方についてはホームページ制作の流れで解説しているので、あわせてご覧ください。

「5万円でも10万円でも、ちゃんとしたものが欲しい」という方は、月額数千円〜のサブスク型で対応するホームページできるくんに、一度ご相談ください!

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岩田 真
株式会社できるくん代表取締役2015年にWeb制作会社として株式会社ユーティルを設立。Webディレクター・営業担当として、3年で上場企業を含む50社以上のホームページ制作に従事。2018年よりWeb制作会社をマッチングするプラットフォーム「Web幹事」を設立、2025年に老舗PEファンドに事業売却。現在はAIを活用した中小企業支援を行っています。

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